子供の被災した経験に対するストレス反応(年齢別)

02:まだ言葉があまり発達していない年齢なので、言葉で自分の経験・感情などを表現することができません。ですが、災害時に経験した音、匂い、光景などは記憶に残ることもあります。赤ちゃんは災害後に、よく泣くようになったり、いつもよりグズグズするようになったり、親または保護者にずうっと抱かれたがったりするようになるかもしれません。この時期の子供に一番影響力を持つのは親自身がどうやって災害後のストレスに対応しているかです。この時期にトラウマを経験した子供は、もう少し大きくなり、時には周囲が忘れた頃に、遊びを通して過去のトラウマを再現したりすることもあります。

 

36:小学校前の子供が災害を経験した時によく抱くのは無力感、無気力感です。なぜなら、この時期の子供はまだ幼いですし、身体的にも小さいので自分や周りの人たちを守る力がないからです。その結果、小さい子供は災害後に親・保護者から離れることをとても怖がり不安に感じます。この時期の子供は永久的になにかを失うということをまだ理解できません。災害数週間後あたりから自分の経験を遊びを通して何度も繰り返し再現するようになることあります。

 

710:この時期になると、子供でも永久的になにかを失うということを理解できるようになります。子供によっては自分のトラウマの経験のことで頭がいっぱいになり、その事ばかりずうっと話したがる子供もいます。そういった場合には、集中力が低下し学校の勉強にその影響がでるかもしれません。学校で正確ではない震災に関する噂を聞いてきたりすることもあるでしょう。災害に関係する様々な反応・態度(悲しみ、一般的な不安、または震災に関係する不安、罪悪感、怒り、そして違った結果の想像)などが観られるかもしれません。

 

1118:このくらいの年齢になると、子供はもっと複雑な災害に関する理解をすることができます。災害後の影響としては、ある子供は以前より危険な行動をとるようになるかもしれません。また正反対に、不安・恐怖のため家から出られなくなったり、以前にしていた日常的なことができなくなってしまうケースもあります。発達的にこの時期の子供が考え始めるのは自立し社会に出るという次の成長段階です。震災のトラウマはそういった希望に不安感を与えます。思春期は敏感で大人に対する不信感を抱きやすい時期ともいえます。そういった時にトラウマを経験した子供は、つらい感情を抱えながらも大人や他の人たちに話せないといったジレンマを感じているかもしれません。

 

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